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私の篆刻歴は30年近くなります。
著名な中国、書画篆刻家の周之江師に2005年に師事し原点に立ちかえり本流の篆書・篆刻を学びました。
篆刻を主に学びたかったのですが、師の教えにより最初の5年間は篆書の臨書に明け暮れる日々でした。日本で発行されている篆書の本はすべて臨書致しました。
中国は古典に重きをおく印象ですが、常に新しいものを取り入れる柔軟さは見習うところが多くあります。
ただし、古典を徹底的に学んだうえで新しいものを上手く融合させます。
基本を学んでこその創作が存在します。
この事を知り、遠回りのように感じましたが篆書の基礎から本質までを学べた事が私の創作に大いに役立っていると思います。
周師の篆刻の師は中国西冷印社、元副社長の銭君匋大師です。篆刻を志す者は誰しも知る大家です。
大師の流れをくむ者として、あらゆる篆書体の字法を徹底的に研鑽したので、文字の原型に近い篆書の根源的な気風を壊さない気品あるオリジナル印の創作はもとより、古典を融合した芸術性のある新しい感覚のオリジナル印を創作致しています。    
《篆刻家に頼んだらイメージと違う印が出来てきた。》    間気庵ではこんなことを無くすため仮印稿(筆で書いた簡単なデザイン画) をご希望により提示致します。ある程度ご希望に沿って進めていきますのでご安心してご注文いただけます。                                                                                                                                            2023.07

伊藤浥碩
篆書・篆刻創作 間気庵