雁皮紙転写印面に塗るのは何がいいか?

雁皮紙転写印面に塗るのは何がいいか?

Youtubeなどでよく取り上げられている雁皮紙を使った転写に印面に塗るのは何が良いか実際にやってみた。
今回は地色に赤い色を塗って文字を黒で転写方法する方法で検証しました。

使ったのはいつも使っている呉竹さんの「朱玉」という朱墨。
ポスカのオレンジが欲しかったのですが2軒の文房具店とホームセンターに行ったがなかったので、よく似た「やまぶき」色を使用。
以前から黒の下地の時に使っているプロッキーの「赤」と「オレンジ」。

ポスカは塗った感じやや厚みが出ている感じ、プロッキーは両色とも厚みはなく透明感があります。
ポスカはまさしくポスターカラーのような感じでプロッキーは水彩絵の具のような感じでした。

転写用の黒は普段は固形墨をするのだけど今回は和唐 呉竹液の墨汁でやってみました。

結果はどれも十分使える範囲かと思います。写真では分かりずらいかもしれませんが、ダントツで一番見やすく綺麗なのはポスカの「やまぶき」でした。
あとは余り変わらないですがあえて順位をつけるなら2番は「朱玉」3番はプロッキーの「オレンジ」最後はプロッキーの「赤」です。

最後はネイル落としでほぼ綺麗にマジックは落とせました。
朱墨は水で一番綺麗に残らず落ちてくれます。

最終結果はプロッキーは薄く透けるので濃い印材のは不向きでしょう。
従来の朱墨か、ポスカがコストパフォーマンスと鮮明さで優れています。

いろいろな印材で試した訳ではありませんので参考とお考え下さい。

2024/4/8