「まるで宝石のような味」言われたみかん

最後の味わい。

小生名前は《浥碩・ゆうせき》と申しまして・・・
今年の7月完全に定年退職して念願のフリーの篆刻家としてスタート切りました❗️

ひとつの自己表現として篆刻作家のひとりごとブログを書いております。又作品紹介も多数させて頂いております。

良かったらお付き合いください

小生の妻の実家は車で20分程度のところ、専業農家であります。
この時期、みかんを沢山出荷していたのですが、義父が高齢になり3年程前よりかなり量を減らしていたようです。
今年で最後という事らしく最後にお裾分けを頂きました。
当たり前なのですが、人は歳を重ねて年老いていきます。サラリーマン家庭には定年が有り区切りがつけられるのですが、、自営業の方は生涯現役といいますか・・・
驚く事に80過ぎまで現役で、みかんやキャベツを作って出荷されていた。

今年最後となるみかんを食べながら
人生の移り変わりを感じております。

義父はみかん作りが非常に優れていまして、妻は、いつも贔屓目なしで父のみかんより美味しいみかんは無い❗️
お店のはまずいのが多くて買えないというのが口癖で・・・

確かにどこよりも美味しいみかんで、ある知人の方にお裾分けした時は、その方は豊かな方で日本中の美味しい物を知っている方でしたが、父のみかんを『まるで宝石のような味💎』と表現されたようです。

『これ迄聞いた中での最高の褒め言葉だなあ〜』と妻は喜んでおりました。
そんな美味しいみかんも今年で最後です。感謝して食べたいと思います。


これ迄、重労働であっただろうの山仕事
お疲れ様でした。後の人生はゆっくりと過ごして下さい。
とそう心で思うのでした。

定年退職したとはいえ義父から見れば小生は20年以上下の年齢です。
職は違えどまだまだこれからその誠実な志を継いで、真剣に生きていかないとなあ〜とふと思う今日この頃でした。

2020/12/20