まずは篆書から

臨書の力

堅苦しいブログだと言われ方向転換しま~す。

小生と篆刻(てんこく)との出会いは、もう25年以上前になります。
ちょっとしたきっかけから篆刻を知る事になりまして、初めは当時趣味だった日曜大工の延長という程度でした。

もともと物作りが好きなもので、すぐにハマってしまい本などで勉強、まあ俗に言う自己流です。。。

それでもそれなりな物が彫れるようになっていました。

ところが妻が突然怒り出し‼️

「自己流は、絶対にアカン‼️きちんとした師匠に習いなさい」

と何度も申すもので、、、


小生内心では、習い物など行きたくもなく又毎月必ず行かないといけないなんてまっぴらごめ〜んと思いましたが、、、


なんと!妻は超一流な師匠を探して来たのでした。それも書道芸術の本場中国の先生でした。

それが我尊敬する【周 之江氏】との運命の出会いでした。


初めは仕方なく3年程行こうかと、、、
高速乗って通いました。

そして篆刻レッスンが、始まるかと思いきや、師匠曰く、、、

自己流の小生の篆刻作品を見て、それなりに器用に出来ているが、文字がわかっていないからダメだ‼️‼️‼️

「篆書(てんしょ)を徹底的にやれ!」

と言われました。
どう言う事⁉︎

戸惑いながらも師匠がいうのならと篆書の臨書(りんしょ)から始まりました。


先ずは趙之謙(ちょうしけん)から入門、呉昌碩(ごしょうせき)、楊沂孫(ようきそん)などもう徹底的に取り組みました。

臨書(りんしょ)に明け暮れ、もう臨書する本が無いというくらいやり尽くしました。


尚臨書(りんしょ)とは、古典をお手本として文字の練習をする事。



中国人である師匠の仰る事を素直に聞いて良かったと後にしみじみ思うのです。

篆刻をする人は大勢います。しかし篆書をやり尽くした人は、いったい何人いる事でしょう〜。

多分ですが、そう多くはいないはず、何故なら本格的な篆書を教えられる師匠が日本には殆どいないからです。


やはり何でも超一流な師匠に習うものですね、小生やれどもやれども終わりなく、どんどんと深い芸術の魅力にはまり込んでしまいました。



5〜6年程、篆書のみやりましてやっと篆刻を教えて貰える事になりました。


あ〜〜やっとだ〜。
やっと篆刻を習える〜。

と小生の心の声でした。

今日はこの辺で、、、
又のご訪問よろしくお願いします。

2020/12/6